news

2025.06.10

今月のコトバ 6月

「許せない心が、あなたを苦しめていませんか?」

誰かの言葉、誰かの態度。

どうしても、忘れられない。
どうしても、許せない。

その感情を持つこと自体は、悪いことではありません。
でも、抱え続けていると、それが自分の心を少しずつ重くしていくことがあります。

仏教では、怒りや恨みといった感情を「煩悩(ぼんのう)」と呼び、心を苦しめる原因とされています。

なかでも「瞋(しん)」――すなわち“怒り”は、「貪(とん)=むさぼり」「瞋(しん)=いかり」「痴(ち)=無知」
という三毒(さんどく)のひとつに数えられ、自分自身を焼く火のようだとも説かれます。
 
許せないままでもいい。
でも、少しずつ手放していけたら。

それは、相手のためじゃなく、あなた自身が、軽くなるためにです。

焦らず、少しずつ。
自分のために、軽くなっていきましょう。

一覧に戻る