お寺の活用
お寺はかつて、人々が集い、つながり、学び、遊ぶ、地域に開かれた身近な場所でした。
しかし、いつの頃からか「近寄りがたい」「閉ざされた場所」といった印象を持たれることが増えたように感じます。
だからこそ、私たちは改めて考えます。お寺本来の役割を、今の時代に合った形でよみがえらせたい。
地域の人々とともに歩み、支え合い、笑い合える、そんなお寺を目指しています。
お寺の空間を活用してみたい方、どんなに小さなことでも構いません。どうぞお気軽にご相談ください。
お寺と地域社会がつながり、たくさんの笑顔が生まれることを心から願っています。
松江で上方落語をきく会 智丸 弥っこ 落語会 Vol.3
|2025/6/15|
2025年6月15日、桂弥っこさんと笑福亭智丸さんお二人の主催による「松江で上方落語をきく会 智丸 弥っこ 落語会」が第三回目を迎え、盛況のうちに開催されました。
お二人に二席ずつご披露いただきました。
桂弥っこさん:「鉄砲勇助」
笑福亭智丸さん:「千両みかん」
---中入り---
笑福亭智丸さん:「七度狐」
桂弥っこさん:「柳田格之進」
会場は終始、笑いあり、息をのむような緊迫した場面あり、鳴り物による心躍る演出ありと、大変盛り上がりました。
笑福亭智丸さんの「千両みかん」では、みかんを剥くしぐさが非常にリアルで、まるで目の前に本物のみかんがあるかのように感じられました。ふっくらとした質感や、筋を取るコミカルな動作など、言葉だけでなくその演技力に引き込まれました。
桂弥っこさんは、「鉄砲勇助」と「柳田格之進」という雰囲気の異なる二席を披露され、どちらもその魅力で観客を惹きつけました。特に「柳田格之進」における重厚感のあるセリフ回しや声の表情には、多くの観客が聞き入っていました。
へるんアートパーク in 善導寺
|2025/2/22~2/24|
2025年2月22日(土)〜24日(月・祝)の3日間、「へるんアートパーク in 善導寺」が開催されました。主催は松江を拠点に活動するアート団体「Storyteller in Art(STA)」の皆さま。小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)をテーマにしたアートイベントは、2021年に続き今回が2回目の開催となりました。
当日はあいにくの雪模様で、足元の悪い中ではありましたが、3日間で延べ350名を超える来場者がありました。親子連れやご家族で楽しめる体験型企画も多く、会場内は終始にぎやかな雰囲気に包まれました。
【実施コンテンツ】
・へるんさんdeリアルすごろく
小泉八雲や怪談をテーマに、すごろく形式で楽しく学べる体験型展示。
・オリジナル「ようかい」コンテスト
来場者が考えた“ようかい”たちは、ユニークかつ個性豊か!会場も大いに盛り上がりました。
・耳なし芳一タイムアタック
簡単な写経で芳一を救うという、スピード勝負のアクティビティ。
・ぬりえカレンダーコーナー
STAメンバーの描いたイラストに色を塗って持ち帰る、アートに触れるひととき。
また最終日には声優・茶風林さんによるスペシャルトークライブも開催。小泉八雲や妖怪、日本神話にまつわるお話や、出演キャラクターを当てるクイズなど、子どもから大人まで楽しめる内容で、会場は大いに盛り上がりました。
山陰尺八道場 本曲稽古場
本堂で尺八の練習会を開催しています。主催は山陰尺八道場の皆様で現在3名の方が毎月1回土曜日に練習をされています。
<山陰尺八道場 舟木 護 氏(善導寺檀信徒)のコメント>
「山陰尺八道場では道場に永く伝承されている古典本曲の稽古場として善導寺を現在3人で利用させていただいており、すばらしい環境のもとでできることに感謝しております。一緒に尺八を吹いてみませんか?詳しいことが知りたい方は、善導寺までご連絡ください。」
『極楽浄土』
|2021/11/21|
「癒し」をテーマにした、山陰出身のアーティスト3名によるアコースティックライブ。新型コロナウイルスの影響を考慮し、観客は30名限定で開催。
それぞれのアーティストが奏でる音色と歌、そしてお寺の雰囲気と音の響きに来場された方々は癒され、感動されていました。
<参加アーティスト>
矢田太郎 Rity 門脇大樹
storyteller in Art 小泉八雲の怪談をアートで語る
|2021/08/19~08/22|
島根を愛する路上詩人こーた初のプロデュース企画展。松江にゆかりあるアーティストが小泉八雲の怪談と真理を、それぞれの感性で表現した10作品を展示。また、期間中には小泉凡氏、本間亀次郎氏による怪談トークイベントも行われ大いに盛り上がりました。期間中延べ500名の方が来寺され、アーティストたちの作品とお寺の雰囲気に魅了されていました。
<参加アーティスト>路上詩人こーた 絵描きPori 3103* やましたまほ たかはしちかえ
<語り部>小泉凡 本間亀次郎
和多見なごやか寄り合い
月に一度町内の方々が集まり、様々な催しをされています。以前は町内の会館を使用していましたが、新型コロナウイルスの影響により、会館での活動は感染対策が取りづらいため開催が困難となりました。そこで、お寺の本堂の広い空間を活用して、しっかりと感染対策をしたうえで活動再開しました。 (写真は「フラワーアレンジメントを楽しむ様子」)